水素点滴とがん治療の最前線

がんは細胞破壊をされる事によって内臓機能に障害が起きてしまい、様々な症状が出てきます。いわゆる活性酸素がその原因となっているものの1つだと言われています。

つまりこの活性酸素を抑制する事ががんを抑制する事につながるという事なのですが、その方法として水素点滴が効果的なのではないかと注目を浴びています。その歴史とは?

水素点滴は、その名の通りで水素を点滴で体内へ直接取り入れるというものです。同じくガンに効果的だと言われている治療法には、高濃度ビタミンC点滴療法やグルタチオン点滴などがありますが、これらの中に水素を加える事で水素点滴として使う事が出来ます。

活性酸素には善玉と悪玉がありますが、退治しなければいけないのは悪玉活性酸素です。善玉活性酸素は免疫力を高めるためにも必要なものなので、これは体内にしっかりと残しておかなくてはいけません。

副作用がなく水素は悪玉活性酸素であるハイドロキシラジカルだけを退治する事が出来るというメリットがあります。体内に取り入れる事で免疫力を高めるサポートをし、疲労回復や動脈硬化や糖尿病などの病気を予防する事も可能となります。有名なのは仙台のソララクリニックです。

水素には遺伝子が損傷を受ける事を予防する効果があります。ただし、この治療法は保険適用となっていないので自由診療です。

クリニック料金

治療にかかった費用は全額自分が支払う事になりますので注意しましょう。費用の価格についてはそのクリニックや病院などによって設定されている金額が違います。

Aクリニックでは1回5000円、Bクリニックでは1回10000円というように大きな金額の差が出ているケースもありますので、水素点滴を受ける場合は導入しているいくつかの病院で設定されている金額を比較してから選ぶようにしたほうが良いです。

ちなみに、水素点滴はそれぞれの病院やクリニックなどでその場で調合して作られるので、あらかじめ予約を入れておくようにしたほうが良いでしょう。予約を入れられない場合は時間に余裕を作って出かけたほうが良いです。

パーキンソン病の改善が期待できるグルタチオン点滴とは?

グルタミン酸とシステイン、グリシンというアミノ酸を合わせるとグルタチオンという化合物が出来ます。このグルタチオンは皮膚や肝臓、心臓などに含まれているのですが、活性酸素から体を守る力を持った抗酸化物質です。

パーキンソン病改善

そのグルタチオンを外から取り入れることで、肌の老化を防いだりアレルギー・喘息の症状を抑えるというのがグルタチオン点滴です。そして、いまグルタチオン点滴が注目されているのは、パーキンソン病の患者に点滴投与すると症状が改善したという報告があるからです。

そもそも患者を調べてみると、脳に含まれるグルタチオンが少ないことがわかっていました。その事実からグルタチオンが減少することで、活性酸素が増殖することが病気の引き金になるという説が考えられました。

つまり、グルタチオンが少ないことで活性酸素が増殖すると、脳にある黒質というところにあるドーパミン神経細胞が脱落してなくなるために様々な症状が出てくるというのが病気のメカニズムです。ではこのグルタチオン点滴にどれだけの効果があるのかというと、実験では40%から60%の有効率が認められました。

すべての患者を治療できるわけではありませんが、症状が進行すれば寝たきりになる可能性を考えれば試して見る価値はあります。